最近聞き間違いが多い？そんな人は食習慣の改善と電話対策グッズを活用

「七時！」　「えっ、一時？」
「石！」　「えっ、利子？」
「寿司！」　「えっ、牛？」

まだそんな聞き間違いならよいのですが、これが仕事上ともなると大きなトラブルやまわりに迷惑をかける可能性もあります。

まだまだ難聴とまでは言えないけれど「どうも最近は聞き間違いが多いなぁ」と感じる方はぜひこの記事を最後までお読みください。

耳が遠くなる難聴は誰でも起こること（加齢性難聴）

「ええっ？あんだって？」
これは志村けんさんのコントの「ひとみばぁさん」での常套句ですよね？

でも、これって普通のことなんです。
なれでも歳をとればある程度は耳が遠くなるのは珍しくないんです。
これは加齢性難聴と呼ばれています。
この加齢性難聴が始まるのは個人差もあるその度合いも大きく個人差があるのです。

加齢により耳の細胞も老化して聞き間違えが多くなるのは仕方ない

歳をとってくると聞き間違いが増えてくるのは仕方ないことなんです。
加齢とともに耳も老化してくるんです。

耳が遠くなる加齢性難聴の原因

年齢を重ねるとともに起こる「加齢性難聴」は、高い周波数の音から聞こえにくくなるという特徴があります。
例えば「高い子供の声」「高い女性の声」が聞き取りにくくなるということもあります。
また高い周波数で構成される「サ行」や「タ行」の音が聞き取りにくく、よく聞き間違えることもあります。
先の
「石」⇒「意思」「西」「牛」「串」「櫛」「駆使」
「一時」⇒「七時」
がよく聞き間違えるのはこれが原因かもしれません。

加齢性難聴は耳の細胞が老化するから？

耳は外側から「外耳」「中耳」「内耳」で分けらえています。
一番重要な「内耳」には蝸牛（かぎゅう）と呼ばれる器官があります。
この蝸牛の中にはびっしりと毛が生えたような「有毛細胞」があります。
この「有毛細胞」が最終的に音の振動を感じ取って音の信号を返還して脳へ伝えているのです。

ところがこの「有毛細胞」が老化と共も劣化して言ったり少なくあんっておくのです。
また若者に多いイヤホンで大音量で聞いているとこの「有毛細胞」損傷されて若年性難聴や数年後に耳鳴りや難聴の原因ともいわれています。
残念ながらこの「有毛細胞」は一度劣化や損傷してしまうとなかなか修復されないという現実があります。

一度耳が遠くなってくるとその根本的な治療は難しい

残念ながら現在の医学で難聴を治療するのはとても難しいとされています。
ですから、聞き間違いが多くなってきたということがあるのならまずその進行を食い止めることが大切なのです。

内耳細胞死、細胞周期制御に関する研究「自発的有毛細胞再生に向けて」
ヒトを含む哺乳類では、内耳有毛細胞は再生しませんが、例えば、カエルでは有毛細胞は常に新しいものと入れ替わっており、ニワトリでは平衡器官の有毛細胞は常に入れ替わり、聴覚の有毛細胞は障害を受けたときにだけ再生します。それではなぜ哺乳類では再生しないのか、というのがこの分野の研究者にとっての長年の疑問でした。ニワトリで見られるこの現象が哺乳類で再現できれば、有毛細胞は再生するはずです。様々な研究から、有毛細胞が障害を受けたとき、支持細胞が脱分化して増殖し、新たな有毛細胞と支持細胞を生むという過程が現在のところもっとも有力な説で、マウスではこのための細胞増殖が起こっていないことが知られています。このことから、私たちは細胞死と細胞周期をコントロールすることによって、有毛細胞が自発的に再生する可能性があると考えています。　また、有毛細胞が分化するときにはNotchシグナル伝達系が大きな役割を果たしていますので、これをコントロールすることにも挑戦しています。

引用元: 京都大学医学部附属病院　耳鼻咽喉科ホームページより

聞き間違いが多い方におすすめの食べ物は亜鉛

聞き間違いが多くなってきたような方はぜひ食習慣にも気を付けてください。
耳鳴りや難聴の予防には、バランスのよい食事をとることが基本です。
耳鳴りや難聴に悩む方には、不眠や抑うつを併発するケースが少なくないといわれています。
中でも亜鉛は抑うつや味覚障害との関連が広く知られている栄養素で耳鳴りや難聴の方にも亜鉛欠乏が多いという報告がされています。
ですので、亜鉛を含む食品を意識して摂取が良いとされています。
亜鉛は、貝類やレバーなどに多く含まれます。

亜鉛を多く含む食材①魚介類

牡蠣・ハマグリ・ホタテなどの貝類
カニ・エビなどの甲殻類
タラコ・スジコなどの魚卵
アユ・ワカサギなど内臓ごと食べられる魚　など

亜鉛を多く含む食材②肉類

レバー（牛、豚、鶏）、鶏砂肝・鶏ハツ・牛ハツ・牛タンなどの臓物系
牛肉、羊肉、豚肉　など

亜鉛を多く含む食材③乳製品

卵、チーズ・ヨーグルトなどの乳製品

亜鉛を多く含む食材④豆、ナッツ類

エンドウ豆、ヒヨコ豆、アズキ、枝豆、豆腐・高野豆腐・納豆などの大豆製品
ピーナッツ・カシューナッツ・アーモンド・松の実などのナッツ類　など

最近はサプリメントもたくさん販売されていますのでぜひ自分い合うものを探してみてください。

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特に聞き間違いが多いのは『電話』ではありませんか？

聞き間違いが多いのは電話での会話ではないですか？
普通の方ても電話の声だけだとよく聞き間違いをするのですから、少し人の声が聞き取りにくくなってきた方ならなおさらです。

ですから、電話の時だけ機械の力を借りるのはいかがでしょうか？

「そんなわざわざ補聴器までして電話で話すのなあ・・・？」
と思わないでください。

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できれば一度　耳鼻科の医師に相談もしてみてくださいね。