難聴 カミングアウト

難聴は耳が聞こえなくなる病気ではありません。
耳が聞こえにくくなる症状です。
よく「ちょっと耳が遠くなっちゃって」と言われるように、決して病気であるとはいえないことかもしれません。
でも、まったく聞こえないわけではないのでさほど深刻に考えずに放置している方がたくさんいるのは困ったものです。
「歳なんだからしかたない」
「耳が遠いことはまわりの人にはバレたくない」
そうい考えて自分が難聴であることをまわりに伝えていないとかえって困ることも少なくないのです。

難聴をカミングアウトしないことで起こるコミュニケーショントラブル


難聴であることは補聴器でも付けていない限りまわりの人には気付かれません。
まして今は超小型の補聴器もたくさんあります。
ですから、難聴のことは自分からカミングアウトしないと全くまわりの方にはわからないのです。
でも、それがかえって周りの人とのコミュニケーショントラブルを起こしてしまうことがよくあります。

例えば朝出社し田時に会社のビルのエレベーターや玄関ホール付近で上司や先輩や同僚があなたと見つけて「おはよう」と挨拶してくれても難聴気味のあなたには気づかないこともあります。
あなたには聞こえない(というか気づかない)のですからそのまま無視して立ち去ってしまうことになります。
そうするとあなたが軽度の難聴であることなど知らない上司や先輩や同僚は
「挨拶もできないなんて奴だ!」
とあなたの評価もsがってしまいます。

重要な会議や商談では相手の言葉のひとつひとつを集中して聴き取ろうとすることでしょう。
難聴のあなたはその中でなにかひとつでも聞き逃せばそれは大きな失敗になる可能性もあります。

あなたが難聴なことを秘密にしていれば、知らないうちに多くのことで損をしているかもしれません。


耳が遠くなったことを知られたくないために、人と話すことを避けたり、外出を控えたりしているのは人生において大きな損かもしれません。
特に高齢者ならば、それが認知症の引き金にもなりかねません。
人との交流やコミュニケーションこそが脳に適度な良い刺激を与えてくれます。
どんどん外出して社交性のある生活は認知症予防にも良いことです。

難聴や耳名乗りの人は、そのことを恥ずかしい市ことだと考えがちです。
軟調なことを知られたら仕事を失うかもしれない。
そんな心配からかもしれません。
しかし、全く聞こえないほどの難聴ならともかく、多くの方は「聞こえにくい」という軽度の難聴の方がほとんどです。

難聴をカミングあるとすると楽になる


聞こえにくくなったと感じたら自分から難聴のことをカミングあるとすると、ぐっと楽になります。

「最近、耳がちょっと遠くなったみたいで申し訳ありませんがもう少し大きな声で話していただけますか?」
「今日はちょっとこっちの耳が調子悪いみたいなので反対のほうからしゃべってくれますか?」
「ちょっと耳が遠くなって突然声をかけられても気づかないことがあるんです。
 もしそんなことがあってもどうかお気を悪くしないでくださいね。悪気はないので勘弁してください。

難聴をカミングあるとするだけで、その後の人とのコミュニケーションはグッと楽になます。
相手も軟調なことを知っていればこそ、いつもより少し大きな声でゆっくりと話してkれマス。
そとで声を掛ける時には大きな動作や肩をポンと叩いて笑顔で挨拶もしてくれます。

「耳が遠くなった」ことは恥ずかしいことではありません

ちょっと他人よりも聞こえにくい
ただそれだけなんです。
難聴は決して恥ずかしいことではありません。
それを知ってまわりの人がちょっとだけの心配りですべてが解消できることなのです。

実はあなたがp持っているほど、まわりの人はあなたが難聴なことをあまり気にはしていないのです。