聴力回復トレーニング

聴力回復のトレーニングと聞いてなにか特別なことを想像されましたか?
意外と聴力回復のトレーニングはそんなものではありません。

聴力回復トレーニングとは
集中して聞くことを習慣化させる
ことなんです。
人間の[「聞こえ」とは耳ではなく最終的には脳が感知します。
しかし、この脳がよく「聞こえ」の役割をよく怠けるのです。
聞こえが悪くなってきたからこそ、今までよりさらに集中して聞くことをしっかりと脳に覚えこませなければならないです。

脳に普段から「聞く」ということをより集中して「聴く」ようにさせるのです。

聴力回復トレーニング ①
朝起きたら「聞く力」をリフレッシュさせるために音を一時的に遮断する

聴力回復トレーニング

まずは、朝一番の深呼吸しましょう。
これは耳だけではなく全身の健康を維持するための基本でもあります。
閉め切った寝室で何時間も眠っていたのですから、身体のほうも新鮮な酸素を欲しています。
快適な一日を始めるためにまず窓を大きく開けて新鮮な外の空気を取り込み、ゆっくりと深呼吸をして身体に酸素を補給してあげましょう。

ほんの10秒だけ、耳を閉じてみてください

朝に目が覚めたら窓を開けて外の新鮮な空気を部屋に取り込んだ後、ゆっくりと深呼吸をしてください。
そんな時に耳を澄ませてみてください。
そうすると
風の音
小鳥の音
通り行き交う車の音
今まであまり気づかなかったたくさんの音を発見するかもしれません。

そんなたくさんの音に気づいたら、一度あえて耳を閉じてみてください。
ほんの10秒でもかまいません。
手で耳をふさいだりして外部の音を遮断してください。

たったそれだけのことで、ふたたび耳を開くとさっきまで聞こえていた音が変化しませんか。
なんだかクリアーに聞こえている気がしませんか?
それどころか、さっきまで聞こえていなかった音まで気づくようになっていませんか?

一時的な音のシャットダウンは耳をリフレッシュさせる

不思議なことに一時的に耳を外部の音から遮断してみることで感覚がリフレッシュされます。
聞き慣れた音であっても集中して「聞こう」というように脳が働くのです。
これはとても簡単な「聞こえ」のための耳のトレーニングです。

このトレーニングは朝だけでなく、通勤途中や仕事中にも行ってみてください。
周囲の雑音に疲れた耳をリフレッシュさせましょう。
耳をふさいで外部の音をしばらく遮断した後
パッと耳を開いた時には周囲の音に集中してみて下さい。

できれば、まわりに誰もいないような環境のほうが気が散らずに望ましいかもしれません。
仕事や勉強中に、疲れを感じたら、少し外に出るか屋上まで登って、静かに耳をふさぐ。
そしてしばらくしたらパッと耳を開いて屋外の音に集中して音を「聞く」ではなくあえて集中して「聴く」ようにする。
それだけで今までとは違った音の聞こえ方を実感できます。

聴力回復トレーニング② 朝のニュースチェックで「聴こえ」の調整

聴力回復トレーニング

朝食を取りながらテレビから最新ユースをチェックされている方も多いでしょう。
この朝のテレビのニュース番組を観ながら「聴こえ」のトレーニングする習慣をつけておきましょう。

この時に観るニュース番組はできればNHKなどニュース主体の番組がおすすめです、
民放などバラエティ的ワイドショー的な番組は、MCの方やコメンテーターは芸人さんであったりタレントさんであったりします。
そんな方々は早口だったり発音や発声が歯きりしていないこともあります。
やはりプロのアナウンサーが話す声のほうが聞き取りやすく、「聞こえ」のトレーニングにはもってこいなのです。

もちろん、忙しく時間の取れない朝ですから、アナウンサーの発する声を一言一句、集中して聞くことなんて難しくて当たり前です。
ただほとんどの方は
テレビを観ながら
新聞を読んで
食事を摂りながら
頭ではなにか別のことを行っているのです。
これはニュース番組を聞きながら「聞こえ」のトレーニングをしているというよりも
ニュース番組の音声をただのBGM代わりにしているだけで決して「聞こう」とはしていないのです。
実際には「聞いてはいない」のです、

忙しい朝に「聞こえ」の調整をするなら毎朝、同じ番組を観る

毎朝のニュース番組を観る時に、ちょっとしたことで「聞こえ」の調整タイムに変えることが出来ます。
それは毎朝、同じニュース番組を観る習慣にすることです。

毎朝、同じニュース番組ならアナウンサーも同じ人です。
そのうえ、毎朝汚ないテレビの音量の設定にしておけば
毎朝
・同じ時間
・同じ人の声
・同じ音量
で聴くことが出来るのです。
すると不思議なことに、ぼんやりと聞き流しているだけでも
体調の良い時の聞こえ方
体調の悪い時の聞こえ方
が変わることが実感できます。
例えば二日酔いの朝や風邪気味の比には聴こえ難いのです。
これは脳が「聞こえ」の仕事をさぼろうとしているのです。

お気に入りのアナウンサーの声だけでも集中して聴くようにする

朝はとてもあわただしい時間帯です。
ですから、なかなか集中して「ニュース番組を観ることも難しいかもしれません。・
そこで、おすすめなおは数分間だけでも集中して聞くことをする習慣をtるけることです。

たとえば朝のニュース番組でも「お天気の情報」のp時だけは集中して観る(聴く)というやり方です。
お天気コーナーならものの5分程度で終わります。
その56分間だけでも集中して聞くようにするのです。
そのお天気コーナーの女性キャスターがお気に入りならばそれも苦にはならないはずです。

徐々にテレビの音量を下げてみる

声を聞き取りやすいニュース番組やアナウンサーが見つかったのなら、しばらくはその番組を集中して聞くようにしましょう。
そして慣れてきたら徐々にテレビの音量設定を下げてみましょう。
実際にテレビを観ながら
「もう少し音量を小さくしても聞こえそうだな」
と感じたらで決行です。

音量が下がればm耳や脳波寄り集中して聞こうとします。
ですからそれが聴力回復のトレーニングになるのです。
脳が覚えている「お気に入りの声」ならば少しくらい音量を小さくしても聞き取りやすいものです。

聴力回復トレーニングは「聞く」を「聴く」に変えること

聴力回復トレーニングが普段から「聞くこと」から「聴くこと」に変える習慣を持つトレーニングです。

いくら耳が遠くなってきても、常に集中して聞き取ろうとすればある程度は聞えるものです。
では、なぜ
聞こえないかというと
「聞こえない」
というよりも
「気づかない」
ということが多いのです。

年齢と共に誰でもい聴覚の能力は低下してきます。
だからこそ、集中して聞こうとする習慣が大切なのです。